ＪＲ西日本あんしん社会財団助成事業

たかつき川キッズ調査隊

～川遊び安全マップを作ろう！～

活動報告リーフレット 2017年度

ＮＰＯ法人ノート（高槻市青少年教育団体）

「たかつき川キッズ調査隊」とは？

ＮＰＯ法人ノートでは、
2007年より子どもの自然・農業体験プログラム
「摂津峡・芥川わくわく探検隊」を展開しています。
自然は私たちに恩恵や癒しを与えてくれる反面
時には脅威をもたらすことがあります。
活動を通じて、子どもたちに自然体験の提供だけでなく
自分の命は自分で守る「生きる力」をつけてもらいたく
「防災教育プログラム」に着目しました。

事業内容

1）川の防災学習プログラム「たかつき川キッズ調査隊」の実施
子どもたちに安全な川の利用と防災知識を高めるための体験学習プログラムを施すことで意識の向上を図りました。また、安全な川遊びの方法や身近な物（ペットボトル）を使った救助方法を体験しました。

2）子どもと地域住民が協働する「川遊び安全マップ（とかいなか 原 編）」を作成
里山の風景が残る原地区での川遊びが安全にできるよう、「安全マップ」を作成しました。

3）命の大切さについて学ぶ「子ども向けAED講習会」の実施
本事業の集大成として「子ども向けAED講習会」を実施し、水難事故発生時における「自助」「共助」の力を体験しました。また、防災意識の必要性を周知させる発表会（JR高槻駅前商業施設）を開催しました

実施プログラム

2017年

6月18日
1）川の安全活動（モニタリング調査）
場所：高槻市原地区
内容：川遊び安全マップ作成に向けた事前調査

7月29日
2）川の安全教室
場所：高槻市原地区
内容：川の防災（洪水から身を守る）についての学習、
水難事故防止訓練（ペットボトル使用）

8月21日
3）川遊び安全マップ作り
場所：高槻市原地区（原大橋～大森橋）
内容：川遊び安全マップ作り（現地歩きとマップ作成と共有）

9月24日
4）川遊び安全マップ作り
場所：高槻市原地区（摂津峡公園）
内容：川遊び安全マップ作り（現地歩きとマップ作成と共有）

10月21日
5）子ども向けプレAED講習会
場所：高槻市役所総合センター
内容：AED講習会の実施（たかつきNPO協働フェスタでの発表）

2018年

2月18日
6）川遊び安全マップ発表会（事業成果発表会）
場所：アクトアモーレ（JR高槻駅前）
内容：川遊び安全マップの発表と展示

2月25日
7）子ども向けAED講習会
場所：高槻市原地区
内容：AED講習会の実施

3月24日
8）芥川クリーンアップ
場所：芥川流域（芥川大橋～高槻市役所）
内容：河川清掃と防災食の試食

まとめ

「川の安全」「命の大切さ」をテーマとした子ども向け体験学習を実施し、子どもの水難事故の予防と防災意識を促すとともに、自分の命を守る力をつけさせています。
また、指導者や地域住民の安全教育の資質を高め、子どもを守るネットワークの構築を進めました。

子どもたちは体験を通じ、里山の風景が残る高槻市原地区の自然環境や川の安全・防災に関心を持つことができました。防災の３要素（自助・共助・公助）を理解することで、自分の命を守ることの重要性を感じているところです。

また、地域住民や高槻市、協力団体との連携を進めることで、子どもたちが地域を学び、貴重な自然環境が残されている高槻のことを知ることができました。
2017年10月には「子ども向けAED講習会」を高槻市役所で、2018年2月には「川遊び安全マップ」をJR高槻駅前「アクトアモーレ」にて発表会を開催し、子どもたちと地域住民との間に交流が生まれ、地元住民が自然環境や防災などを再認識することにつながっています。

ＮＰＯ法人ノート 事業紹介

1. 摂津峡・芥川わくわく探検隊

高槻市の山岳地域内にある原地区において、子どもたちに日ごろ体験できない自然体験の場をつくり、自然の恵みや摂理について学ぶ「わくわく探検隊」プログラムを展開。活動を通じて、地域の豊かな自然や歴史文化、地域の人の営みやつながりの中で守られていることを子どもたちに伝えています。また、体験活動を通じ「高槻」のことを学び合い、他世代の人とかかわり合える場をつくることで、街のこと、子どもたちの未来をいっしょに考えていくことを目的としています。

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2. 不登校を共に考える交流学習会（主催：高槻市教育委員会）

不登校について悩む家庭や、理解のある方と共に考える交流会を毎月第4土曜日に青少年センター（クロスパル高槻 ＪＲ高槻駅南口）にて開催

このリーフレット（WEB版）は
ＪＲ西日本あんしん社会財団より助成を受けています
2018年3月発行